今回は、ダイナコムウェアの新製品『ダイナフォント de ホームページ+外字(POP書体編)』を試してみた。この製品はHTMLにフォントを埋め込むことができるというもので、従来はフォントの書体デザインを活かすためには画像に変換する必要があったが、その手間が省け、テキストデータとなっているのでネット検索で引っ掛かりやすくなるという特徴がある。
このツールに点数をつけとしたら、辛口にならざるを得ないだろう。他のブラウザやプラットフォーム、最低限、Mac版のMS-Internet Explorerでもちゃんと見られるようにしなければダメだと思う。その問題をほぼ解決したアドビのPDFなら、ブラウザやプラットフォームに関係なく、しかも大多数のフォントが埋め込めるのだから、PDFでいいじゃないかという意見もあるかもしれないが、だけどねー、ブラウザでちょっと軽い気持ちでクリックして、それがPDFだと分かったときは何か、地雷を踏んでしまった気分になってしまうのは私だけではないはず。イチイチAcrobat(Reader)が起動するのが許せないんだよね。その点においては、『ダイナフォント de ホームページ』の方が軽快さで断然優れている。また、収録されているフォントは、他のフォント同様に普通に使え、外字も豊富に備わっているで活用範囲は広い。
アイディア的には面白いツールなので、今後のバージョンアップに期待といったところだ。