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●ベンチマーク

 フォントに関する様々なベンチマークを行ってみました。バーが短いほど早いです。
 なお、結果について一切責任は負いません。
■【新旧対決第一弾!!】 CID vs OCF
■【新旧対決第二弾!!】 LaserWriter 8.7.1 vs LaserWriter 8.3.4
■【メーカー対決!!】 モリサワ vs フォントワークス
■【ページレイアウトソフト対決!!】 5つのソフトを比較検証
■【プリンタ対決!!】 PostScriptプリンタ vs QuickDrawプリンタ
■ フォントキャッシュの効果を計る


使用機材は以下の通りです。

Mac本体…PowerMac G4 (876MHz/QuickSilver) MacOS9.2.1 RAM:1,280MB
PSプリンタ…OKIデータ MICROLINE3050c(PS3)LaserWriter 8.7.1  RAM:320MB
 ※Macとは10-BASE Etherで接続。
QDプリンタ…OKIデータ MICROLINE 8wU(定価49,800円の安いパーソナルプリンタ)
 ※MacとはUSB1.1で接続。

サンプル文章(PDF書類/136k)

 【新旧対決第一弾!!】 CID vs OCF
 主要なメーカーはフォント形式をOCFからCIDに移行したが、DTPの現場ではまだまだOCFが使われている。CIDはOCFに比べ、構造がコンパクトになり出力スピードも向上するとアナウンスされたが、それは本当なのか?そこで真実を確かめるべく比較実験を行った。
 なお、実験に用いたフォントは、OCFとCIDの共存が可能なフォントワークスの「ロダンPlus-M & FW-ロダンCID-M」と「グレコPlus-B & & FW-グレコCID-B」。使用ソフトはAdobe PageMaker6.5Jである。

【結論】 1.13倍の高速化。
 メーカーのアナウンス通り、CIDはOCFに比べ1.13倍と若干ではあるが高速出力が可能のようである。しかしそれよりも、フォントデータ量の違うロダンとグレコの出力タイムがまったく同じだったのは意外であった。



 【新旧対決第二弾!!】 LaserWriter 8.7.1 vs LaserWriter 8.3.4

 プリンタドライバのバージョンアップにおける恩恵を、バグフィクス及び相性問題解消以外に感じるユーザーはあまりいないのではなかろうか。しかしプリンタドライバは性能面で確実に進化しているのだ。画質の向上は個々に試してもらいたいが、プリントスピードの向上もちゃんと図られている。
 実験に用いたフォントは、フォントワークスの「FW-マティスCID-M」(CID)とモリサワ「太ミンA101」(OCF)。使用ソフトはAdobe Illustrator 9.0Jである。

【結論】 大差なし!
 正直、この結果にはガッカリしたが、データの軽いフォントでは差が出にくいとも考えられる。画像データや他のアプリケーションによっては差が出るかもしれない。



 【メーカー対決!!】 モリサワ vs フォントワークス

 フォントメーカーの違いによってどれだけプリンタフォントの出力スピードに差がでるか。CIDをモリサワとフォントワークス、それにアドビ、OCFをモリサワ、フォントワークス、リョービ、ニィスで、できうる限り類似する書体で比較してみた。使用ソフトはAdobe Illustrator 9.0Jである。

【結論】 フォントワークスの完全勝利!
 フォントワークスのフォントはすべての類似書体で勝利し、特にグレコ(楷書体)の49秒は同社製品の優秀性をまざまざと見せつけたといえるだろう。また、今回の検証で気づいたことは、※印の付いた平成書体は実はROMに収納されていたのだが、他のHDD収納フォントよりも出力が遅かったという点である。ROMは展開に優れ高速化に役立つという従来のアナウンスは幻だったといえる。(理論的にはそうなのだろうケド。)



 【ページレイアウトソフト対決!!】
 InDesign vs PageMaker vs QuarkXpress vs EDICOROR vs Illustrator

 ページレイアウトソフトの違いでどれだけ出力スピードに差が出るか。比較してみましたよ〜。あなたの愛用ソフトの実力やいかに!?

・リュウミンL-KL(PS)…プリンタフォント(CID)を利用した出力。
・リュウミンL-KL(ATM)…ATMフォントをプリンタにダウンロードして出力。
・リュウミンライト-KL(TrueType)…TrueTypeフォントをダウンロードして出力。
・小塚明朝std(OpenType)…OpenTypeフォントをプリンタにダウンロードして出力。

 ※ …プリント設定の「フォント設定」で「必要なフォントを常にダウンロードする」
   チェックを入れた場合。

 Adobe InDesign 1.0 日本語版

 まずまずの成績ではないでしょうか。しかし、プリンタフォントを使うよりもATMフォントをダウンロードした方が早いとは、嘆かわしい…。現在唯一OpenTypeフォントのダイナミックダウンロードを扱えるアプリケーションです。

 Adobe PageMaker 6.5 日本語版

 すべての出力においてもっとも成績が悪かった。OpenTypeフォントのダウンロード出力はズバ抜けて遅い。7.0では是正されているのであろうか。私の愛用ソフトなだけに残念な結果である…。

 QuarkXPress 4.1 日本語版

 まずまずの成績ですが、ATMとOpenTypeのダウンロード出力が遅いですね。このソフトを使う場合は色々な意味でプリンタフォントを利用した方が無難です。あと、プリントウインドウの画面表示が遅かった。

 SMI EDICOLOR 3.0.5r2

 ちょっと古いソフトですが、ナカナカの好成績です。Illustrator 9.0Jに酷似した出力特性をしていますね。

 Adobe Illustrator 9.0 日本語版

 もっとも安定した出力が期待できるソフトといえるでしょう。このソフトではTrueTypeフォントは使わない方がいいようです。

【結論】 IllUstrator 9.0 日本語版の優勢勝ち!
 ずば抜けた勝利ではありませんが、IllUstrator 9.0 日本語版がやや秀出た結果となりました。PageMaker 6.5 日本語版以外は似たような成績です。ただし、今回の結果はフォントのみの出力なので、画像が含まれた場合は大差が出る可能性が大いにあります。また、グラフの結果はすべて「バックグラウンド」で処理したものですが、「フォアグラウンド」で処理した場合では、軒並み倍ほどの時間がかかりました。バックグラウンド処理は若干時間がかかるというのは昔の話しのようで、出力するときは「フォアグラウンド」を選択せずに「バックグラウンド」処理をした方が賢明です。



 【プリンタ対決!!】 PostScriptプリンタ vs QuickDrawプリンタ

 QuickDrawプリンタと比べ、高性能といわれるPostScriptプリンタだが、はたして値段に見合った性能差があるのか?TrueTypeフォントと、ATMフォントのダウンロード出力で検証してみた。使用ソフトはAdobe PageMaker6.5Jである。

【結論】 PSプリンタの完敗。 64万8,000円が4万9,800円に負けた…。
 そうじゃないかなぁ…と思っていたが、やはりそうなってしまった。PSプリンタの方が高速だという神話はもろくも崩壊してしまったのだ。フォント出力だけでなく、画像出力においてもQDの方が圧倒的に高速であった。ポストスクリプトデータを出力する予定がないのであれば、QDプリンタを購入すべきであろう。



 フォントキャッシュの効果を計る

 プリンタのフォントキャッシュでどれくらい高速になるかを検証する。使用ソフトはAdobe PageMaker6.5Jである。

【結論】 1.5倍以上のスピードアップ!
 ロダン(CID)の場合は155%、新正楷書体(OCF)の場合は170%のスピードアップを確認。かなりの効果を実証できた。


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