●原因として次の4つが上げられます。
1)モリサワのOCFフォントとCIDフォントの混同。
モリサワフォントのOCFとCID(NewCID)は詰め情報に若干の違いがあり、OCFフォントを使った書類をCIDのMacで開くズレることがあります。
2)フォントのバージョンが違う。
欧文フォントでは、同じ名前でもバージョンの違いや形式(TrueTypeとType1)の違いがあります。 また、和文フォントでも「細明朝体」と「LリュウミンL-KL」、「中ゴシック体」と「M中ゴシックBBB」は文字送りが違います。
3)アプリケーションのバージョンが違う。
同じアプリケーションでもバージョンの違いによって文字がズレることがあります。データ作成の際は異なるバージョン間でのデータのやりとりは避けましょう。
4)詰め情報がない。
OCFフォントをIllustratorやPageMakerで字詰めを行う場合、.SBXという詰め情報ファイルを参照します。この.SBXがないと詰め情報を得られず文字組にズレが発生します。また、QuarkXPressやEDICOLOR等でも独自の詰め情報ファイルを参照しています。