Gマークでおなじみの『グッドデザイン賞』ですが、今年度はフォント関連でイワタとモリサワ、タイププロジェクトが受賞しました。なお、グッドデザイン大賞は、11月6日に行われる2009年度グッドデザイン賞表彰式で選出されるそうです。
改めてグッドデザイン賞公式サイトを覗いてみましたが、膨大な受賞数ですね。2,952件の審査対象に対して一次・二次審査を実施した結果、1,034 件が受賞とのことなので、3件に1件は受賞となります。う〜ん、率直な感想としては、もう少し難関にしてもいいような気もしないでもありませんが、どうやらカラクリがあるみたいです。
改めてグッドデザイン賞公式サイトを覗いてみましたが、膨大な受賞数ですね。2,952件の審査対象に対して一次・二次審査を実施した結果、1,034 件が受賞とのことなので、3件に1件は受賞となります。う〜ん、率直な感想としては、もう少し難関にしてもいいような気もしないでもありませんが、どうやらカラクリがあるみたいです。
同じ「読みやすいフォント」とのコンセプトにも関わらず、イワタは「ライフスケープデザイン賞」、モリサワは「ネットワーク領域」、タイププロジェクトは「フロンティアデザイン賞」と賞がてんでバラバラなのもちょっと引っかかりますね。1行コメントのような「審査委員の評価」は簡素過ぎて泣けます。
フォントそのものにケチを付ける気は毛頭ありません。どれも受賞するに値する素晴らしいフォントです。ただ、グッドデザイン賞が主催者と参加者双方の金儲けの道具に成り下がっているような気がしてならないのです。一次審査料10,000円、二次審査料50,000円+展示料20,000円〜、イヤーブック掲載料15,000円(販売価格 5,040円)。Gマークの使用も受賞者自身でさえ使用料20万〜100万円を払う必要があるとか。ちなみに、グッドデザインエキスポ 2009の入場料は1,000円です。もちろん、受賞しても賞金なんて出ません。大賞受賞者には内閣総理大臣名の賞状、ならびにトロフィーが贈られるそうですが、莫大な審査料収入に対して大賞でさえ賞状とトロフィーだけなんですね。利益率はすこぶる良好なことでしょう。
デザイナーなどは純粋にデザインの評価を受けたいという気持ちだと思いますが、グッドデザイン賞の主催者である財団法人日本産業デザイン振興会は、Gマークの威光を利用した営利団体のように私の目には映ってしまいます。企業としても数十万円でGマークが使用できれば安い買い物なのでしょう。
受賞するのに数十万円もの金額が必要なんて異常ですし、純粋なデザインの賞ということを疑問視させるようなコレジャナイロボの受賞など、残念ながらグッドデザイン賞を見る目が変わってしまいました。
グッドデザイン賞公式Webサイト:http://www.g-mark.org
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